少し前になりますが、滋賀県高島市にある興聖寺(こうしょうじ)というお寺へ紅葉を見に行きました。
京都などにも素晴らしいお寺はたくさんありますが、いかんせん紅葉の時期の京都の込みようは半端無く、移動だけでもぐったり疲れてしまうのが嫌で、地元滋賀の小さなお寺へ行くことにしました。
京都や大津から、湖西道路を使って(今はだいぶ延長されているので、かなり北の方までスムーズに行ける)約1時間ちょっと、旧朽木村に興聖寺はあります。
関西花の寺にも選ばれており、かつては近江における曹洞宗の巨刹として栄えたようなのですが、今は小さな本堂とこじんまりとした庭があるだけで特にこれといって目立ったものはありません。
苔の上に落ちた銀杏の葉が何とも言えない切なさを醸し出しています。
ただただ紅葉が素晴らしく、訪れる人も少ないのでじっくりと枯れた紅葉や銀杏を自分のペースで見ることができます。
門をくぐると見えてくると見えてくる紅葉の素晴らしい景色。
本堂もこじんまりとしていて、誰にも邪魔されること無く自分の時間を過ごすにもぴったり。
入り口へ続く石垣。
お寺周辺は山に囲まれていて、何もない田舎です。
滋賀県高島市の朽木という(車でしか行けない)かなりの辺鄙な場所ですが、その分人も少なく、独特の時間が流れている地域です。これからの季節は雪が降るかもしれませんが、普通のお寺めぐりにつかれた方にはぴったりな長閑な場所でした。