15歳からずっと聴いていた音楽

15歳の時にbirdとコラボしたLIFEを耳にして以来、ずっと虜になっている音楽家の大沢伸一さんについて書いてみる。




当時高校生だった僕は、片道40分かかる通学路を自転車で通学していて、MDに録音したMONDO GROSSOのMG4を只管聴きまくっていた。特に夏休みの部活へ向かう道、MDから流れてくるLIFEのラテンハウスなリズムには、これから始まるきつい練習に耐えうるだけのモチベーションを大いに提供してくれた記憶がある。

今でもLIFEを聴くと、当時自転車で駆け抜けた田舎道の風景だけでなく、夏特有の蒸し暑い情景、汗や日焼け止めの匂いまでもが脳裏に浮かんでくる。それくらい自分の中では青春の1ページになっていて、人生でなくてはならない一曲。

大学生になって京都Worldへ大沢さんのFEARLESSというパーティーへよく出向くようになった。直接(当時はフロアからDJブースを見るだけだったけれど)お顔を見たり、フロアへ降りて来られた時に握手したり写真撮ったりしてもらったくらいで、当たり前だけれど接点なんてほとんどなかった。

大学を卒業して社会人になっても大沢さんのパーティーへ出かけた。

パンクロックバンドのライブハウスの如く熱気に溢れ、酸欠状態のクラブで、CDJを持ち上げCUEボタンを連打したり、人で溢れかえるフロアにブースからダイブをしたりと縦横無尽に駆けまわる大沢さんは、さながらロックの神様のように見えた。Worldのような比較的小さなクラブから、agehaのアリーナのような大きなクラブまで遊びに行った。

本当にただの1ファンとして大沢さんは憧れの存在に過ぎなかった。

Instagramでの出会い

4年ほど前にたまたまクリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」という映画を観て、その映画のジャケットをInstagramにアップしたところ、どうやって見つけたかは分からないけれど、大沢さんご本人からコメントをいただいた。(※当時まだハッシュタグも導入されてなかった気がするので、本当にたまたまだと思う)

しかもコメントだけでなく、その後映画について2人でInstagram上でやりとりまでしてしまった。返信がある度にドキドキしたのを今でも覚えている。

大沢さんにフォローされるだけでなく、いいねされるだけでなく、Instagramで交流出来てしまうというまさに憧れだった人とこんなに近くまで来れるなんて夢の様な経験だった。

その後、映画以外にも単なる日常の出来事や、食べ物、音楽、猫のこと、色々な事についてInstagramを通じてやりとりさせていただいた。SNSがなければここまで近くに感じることは無かっただろうと思う。そして何故こんなに絡んでいただけたのか、今でも分からないw

Nagisa Music Life

時は過ぎ、2012年、びわ湖岸に広がるなぎさ公園で音楽イベント「Nagisa Music Life」を開催した。

きっかけはその年のゴールデンウィークに友人と飲んでいて、なぎさ公園で音楽が聴けたら素敵だね、という何気ない会話から。まさかたった4ヶ月で小さいながらフェスとして実現できるとは思わなかったけれど、何とか形にすることができた。

そこにゲストで大沢さんを呼ぶことになった。というか個人的になぎさ公園で聴きたいアーティストでもあったので、是が非でも来てもらいたかった。そして本当に色々な奇跡が積み重なってこれも実現することができた。やっぱり大沢さんのDJは相変わらず神がかっていたし、芝生の公園がまるでダンスフロアになった如く参加してくれた人たちは皆踊り狂っていた。

Nagisa Music Life

その後もクラブに行けば、挨拶をさせてもらったり、VIPルームでお酒を飲ませていただいたりと、色々な御縁が重なって今に至っている。そしてこないだ結婚式では祝電までいただいた。全く聞かされていなかったので、本当にびっくりした。

まさか15歳の頃に聴いていた憧れのアーティストの方と、15年後このような形で一緒にイベントをするようになるなんて本当にありがたいことだと思う。ずっと会いたいと思っていた方で、会ってみるととてつもなくいい人で、そして驚くくらい紳士的な方だった。

会いたいと思えば会える。引寄せの法則

引き寄せの法則というものがあります。例えば、「望むか望まないかにかかわらず、考えていることが実現する」と言ったもので、自分が考えている事しか、現実には起こらないというものです。(厳密には違うかも)

自分もこの法則は存在していると思っていて、「会いたいな、一緒に何かしたいな」と思った人にはたいてい会うことが出来てきました。

もちろん思っているだけではだめで、きちんと行動をしないと意味がありません。常にずっと「会いたい」とずっと考えていれば、会うための行動というものは自然とついてくるもの。

今現実に起きている事は、自分が頭のなかで考えていることだと思えば、自分の思考次第で人生なんとかなると思えるものです。楽しいこと、嬉しいこと、だけでなく、しんどいことや苦しいことがあっても、「これは自分が考えていること」と割り切ることで、問題であれば自然と解決策も見えてくる。

「思考は現実化する」

だから常にポジティブに、そしてシンプルに生きることを心がけようと思います。




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