春らしい季節がやってきて、外出する機会も多くなると思います。
「日本書紀」にも登場する奈良県は天理市〜桜井市に掛けて続く、「山の辺の道(やまのべのみち)」を歩いてきました。
今回歩いた山の辺の道ルート
山の辺の道はJR桜井駅〜天理駅までの全体で約16km程度あり、普通に歩くとかなり時間がかかってしまいます。今回はルートを真ん中のJR三輪駅〜長柄駅に絞り歩いてみました。
JR三輪駅に車を置き、そのまま北へ山の辺の道を進み、長柄駅で電車に乗り三輪駅に戻ってくる手順。三輪駅には大和神社があり、参拝を兼ねるのであれば無料の駐車場が利用できます。

今回歩いたルート
まずは、三輪駅下りてすぐにある大和神社へ。今回のハイキングの起点になるところです。
立派な鳥居がお出迎え。
境内ではたまたま結婚式が執り行わていました。荘厳な雰囲気のなか、宮司さんや巫女さんが並ばれています。
大和神社から北へ5分ほど歩くと、狭井(さい)神社に出ます。ここでも多くの方が参拝に訪れていました。
ここは名前は忘れてしまいましたが、桜が咲いていれば見事な通りぬけが出来たであろう神社。
山の辺の道は狭くてところどころ枝分かれしていますが、要所要所に標識が立てられているので迷うことはありません。
ぐねぐねの道を抜けると…
玄賓庵(げんぴんあん)というお寺に出ます。ここまで来ると、歩いている人もまばらになり、静かで荘厳な雰囲気のお寺を堪能することができます。
山の辺の道といえばこの写真。実は以外にこのような箇所は短かかったりします。
3つの鳥居が合わさった鳥居が印象的な、桧原(ひばら)神社へ。
細い道を抜けていったり、農道を歩いたりと色々な「道」を歩くことになります。
途中、野菜や果物の無人販売がたくさん設置されていて、団体で歩いているおばちゃんとかがいっぱい買っているのを見ました。
石畳の道も歩きます。
途中古墳をたくさん見かけます。宮内庁が管理しているため、立ち入りは基本的に禁止。外から見るだけですが、鬱蒼と生い茂った木々が何とも言えない雰囲気を放っています。
まだギリギリ咲いていた桜と菜の花。菜の花は比較的たくさん咲いていて綺麗でした。
帰りはJR長柄駅から電車で三輪駅へ戻ります。電車が20分に1本くらいしかなかったので、周辺を散歩。野良猫が少しだけいました。
所要時間など
写真撮ったり、景色を見ながら結構のんびり歩いたので、大体5時間くらい(お昼含む)かかりました。何も見ずに歩くだけならもっと早く行けるかもしれません。
ちなみに道のりのちょうど真ん中くらいに「大和まほろば」といううどん屋さんがあったので、お昼はこちらでいただきました。
山菜たっぷりのまほろばうどんセット。美味でした。