2022年9月に日本の入国時の規制が大幅に緩和され、日本人の帰国時PCR検査がワクチン接種を条件に撤廃されました。同時にこれまでなかなか行けてなかった海外旅行を再開し、フランス・パリへのチケットとホテルを購入。おすすめのスポットとかはもっと詳しく書いているサイトとかがあるので、今回は備忘録的に旅のポイントをまとめてみます。




出発前の準備編

美術館は予約したほうがいい

ルーブル美術館のピラミッド

年末年始だからかもしれないですが、パリ、めちゃくちゃ観光客が多かったです。滞在中、日本の方はそこまで見ませんでしたが、欧米や東南アジアの方々、中東系の観光客などわんさかいます。

人気のルーブル美術館オルセー美術館オランジュリー美術館あたりは特に事前予約したほうがおすすめ。公式サイトからチケットが予約できます。

ちなみに写真はルーブル美術館。11時に予約していたものの、人の列ができていて入館まで20分くらいかかりました。(この日は雨風が酷くて大変でした)。ルーブルはかなり広いので入ってしまえばそうでもないのですが、入場に時間がかかるので、予約時間前に到着するくらいの余裕で見ておいたほうがいいと思います。

レストランも予約したほうがいい

お目当てのレストランは日本にいる間に見つけておいて、予約できるレストランは予約したほうがいいです。特に前述の通り観光客が増えるシーズンは街中のカフェを除いて列ができているお店を多く見かけました。

電話の予約はハードルが高いので、レストラン公式サイトで予約できるところとか、the forkという日本の食べログみたいな予約サイトがあるので、ここからレストラン探して予約するのもありかと思います。
https://www.thefork.fr
the fork

パリミュージアムパス

複数の美術館や観光スポットを回るなら絶対オススメ。

主要な美術館
・ルーブル美術館
・オルセー美術館
・オランジュリー美術館
・ポンピドゥーセンター/国立近代美術館
・ピカソ美術館
・ロダン美術館
・ギュスタブ・モロー美術館

だけでなく、
凱旋門やコンシェルジュリー、サント・シャペル教会などの建築物の入場がカバーされてます。
※残念ながらエッフェル塔の展望台へは入れないので注意。

最初にパスを利用した時間から、48時間(€55)/96時間(€70)/144時間(€85)の期間で上記の施設にフリーで入ることができます。おすすめの購入は公式サイトから。
https://www.parismuseumpass.fr
パリミュージアムパス

購入は上記の公式サイトが良いです。購入後、メールでバーコード付きのPDFを送ってもらえるので手間がかかりません。日本でも代理店はありますが、現地の窓口にチケットを取りに行ったり、郵送の時間がかかったりするので、圧倒的に公式サイトがおすすめ。

防犯対策

フランスだけじゃなくて、過去に行ったローマやバルセロナなど主要な観光地にはだいたいスリが多いです。幸い被害にあったことはないのですが、よくスマホやクレジットカードをすられたりした話を耳にします。

この点、日本は本当に治安がいいと思います。人が多いところでもスリなんてほとんど聞かないですからね。

私は財布は持ち歩かずに、基本このウォレットケースに現金やクレジットカードなどの貴重品を入れて首から下げた上で、ダウンジャケットを着ていました。なのでポケットから何かをスられる危険性は大幅に減らせます。

中でポケットも分かれてて、コインを入れるところやパスポート、小物入れ、クレジットカードは6枚まで別々で収納できる優れものです。

あとカフェやレストランでも机の上にスマホを置いたりせず、必ず肌身離さず持つよう気をつけていました。

現金は必要か?

念の為出国前に現金5万円をユーロに換金して持っていきましたが、結果1度も現金を使う場面はありませんでした。基本すべてクレジットカードで済みました。大体のカフェ、レストラン、お土産屋、バーではカード使えます。

あと防犯対策としても現金じゃなくてカードで持ってたほうが安心。

ブランドに関しては、VISAかMasterさえあれば何とかなります。AMEX使えるところはそんなになかったかも。もう少し頑張ってほしい。

直行便の飛行時間が長い

日本からの直行便の場合、ロシアによるウクライナ侵攻の影響でロシア上空が飛行できず、アラスカ経由で飛ぶことになります。今回は関空発エールフランスを利用しましたが、15時間という長時間のフライト。当然ながら機内が暇で仕方ない。なのでタブレットでも買って映画・ドラマや電子書籍を入れて時間を潰せる準備はしたほうがよいでしょう。

おすすめはiPad mini。普通のiPadより小さくて軽くて持ち運びやすいのはもちろん、片手で持ってても全く疲れません。僕は256GBで容量多めのやつを買いました。

余談ですが、アラスカ経由だったので途中グリーンランド上空を飛行。夜明けをバックにグリーンランドの見事な雪山を拝めました。
(クリックで大きな画像)
グリーンランド上空

滞在中

Wi-FiよりプリペイドSIMがおすすめ

日本からパリ、シャルル・ド・ゴール空港への直行便の場合、ほとんどターミナル2Eに到着します。荷物受け取り所から出口に向かう途中にフランスの通信会社OrangeのプリペイドSIM販売窓口があります。

14日間で20GB、フランス国内通話し放題(使わないけど)、テキストメッセージし放題と盛りだくさん内容で、確か40ユーロくらいで購入できます。買ったその場でSIMを入れ替えてすぐ使えるので便利。普通の旅行だと20GBもあればYouTube見まくったりしない限り使い切ることはまず無いと思います。

ポケットWi-Fiとかも選択肢としてはありますが、基本的に海外へ行く特はSIMフリーのiPhoneにプリペイドSIMを入れて使ってます。Wi-Fi端末の荷物も減らせるし、複数人で行くと端末を持っていない人が離れるとネット使えなくなりますからね。

あと最近はホテルでもきちんとWi-Fiを整備しているところがほとんどなので、容量を使い切ることはまずないと思います。プリペイドSIMを推奨。

日本ではAmazonで事前に買うことができます。(現地調達よりちょっとだけ高い)

詳細を書いてくれてるブログがあったのでリンクしておきます。
最新版 Orange Holiday Simカード 使い方と設定方法 シャルルドゴール空港で購入出来る ヨーロッパナンバー1 Simカード

空港からはUberでパリ市内へ

空港から市内への移動手段は、電車、バス、タクシーとありますが、今回はUberを利用。
上記SIMを買って通信が出来るようになってから配車を手配。

おそらくターミナル2Eではピックアップの場所を7aに指定されるので向かいます。シャルル・ド・ゴール空港は出口が多く迷いやすいのでわからなければInformationの人やスタッフさんに聞くのがベスト。だいたい英語は通じます。

シャルル・ド・ゴール出口の駐車場

ここでピックアップされて市内へ向かいます。
通常のタクシーだと右岸53ユーロ、左岸58ユーロの定額ですが、Uberでホテルのある右岸へ向かったところ53.59ユーロだったのでそんなに料金も変わりませんでした。だいたい40分くらいで市内に到着。とても楽です。

Uberの領収書

時間が少ない場合の移動はUber(タクシー)がベスト

Uber
上記の通り今回の移動のメインはUberを最大限活用。目的地から目的地へダイレクトに移動して時間を節約しました。あと美術館回ってると足が棒になるので歩くのも極力避けたかったからです。

Uberのメリットとしては、
・アプリで事前決済なので直接お金のやり取りが無い
・目的地もUberで指定できるので間違いが無い
・観光地でたくさん走ってるので基本3分〜5分以内に配車確定
・ドライバーの質が高い(乗車後にドライバーを評価出来る仕組みなのでみんなちゃんとしてる)

逆にデメリットとしては手数料も乗ってるはずなので、普通のタクシーよりちょっと高いと思いますがそこは心理的安全性を優先。

注意
大晦日(12/31)は凱旋門を中心にパリ市内で大幅に道路規制が行われます。午前中からそこらじゅうで通行禁止になるため渋滞が頻発するのでUberがなかなか捕まらない、乗車出来ても大幅に時間がかかるので気をつけましょう。

渋滞でもゴリゴリすり寄ってきて詰めてきます。笑
渋滞するタクシーからの車窓

パリの治安はやっぱり良くない

事前に調べていた通りやっぱり怪しい人は多い印象でした。観光地にも関わらず、観光スポットには目もくれず一人で観光客を物色してる奴とか、著名活動して署名している間にスリをするグループとか。

ローマ、バルセロナに比べて怪しい奴が圧倒的に多い印象でしたが、こっちが話してもないのに、向こうから話しかけてくる奴は全員無視でいいです。人目もあるので強引に何かすることも無いし、無視しておけば無害ですが、スリの対策は怠らないようにするのが安全だと思います。

基本現金使わない

街中のカフェやレストランもほぼクレジットカードが使えます。逆にどこで現金を使うんだろう?ってくらいカード社会ですので、クレジットカードは必須。

ただAMEXが使えるところ使えないところが疎らで、VISAはほぼ使えました。なのでVISAある人はVISAを持っていけば問題ないかと思います。

マスクはしたい人だけで充分

マスクしてる人の比率は日本の逆で、してない人9.5:してる人0.5くらいの割合でほとんどしてません。したい人だけすればいいと思います。

1月1日は基本お店やってない

パリの人は大晦日騒いで元旦を祝ったあとは、基本休みます。カフェとか美術館は一部オープンしているところはあるものの、そんなに観光するところも少ないのでサクレクール寺院で初詣してのんびりしましょう。

帰国時

帰国時にスムーズに手続きをするためのファストトラックをVisit Japan Webから行う検疫手続きは事前にしたほうがよいかと思います。正直「意味あるのか?」と思いますがただの手続きなのでやっといたほうがいいです。
https://www.hco.mhlw.go.jp

個人的に行って良かったところ

オルセー美術館

ルーブル美術館と並んでパリを代表する美術館。印象派の絵画を中心に展示されてます。駅舎をリノベーションした建物の素敵でした。広すぎるルーブルと異なり規模もちょうどよかったです。

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会/ルノワール
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
もうこれが観れただけで満足。

ミュージアムパス対象、時間指定は出来ないものの優先レーンで入場できるので、午後2時すぎにチケット購入の長い列を横目に、待ち時間ゼロで入れました。

オルセー美術館

フォンダンシオンルイ・ヴィトン

フォンダンシオンルイ・ヴィトンの外観

ルイ・ヴィトン財団が運営する、パリ中心部から少し離れた森の中にある美術館。訪問時は『モネとミッチェル』展が行われていました。

フォンダンシオンルイ・ヴィトンのホール

こちらはパス対象外ですが、公式サイトから事前予約が可能です。そんなにメジャーな美術館ではないものの予約して行ったほうがベター。

Fondantion Louis Vuitton

Bouillon Pigalle

ブイヨンはフランスの大衆食堂。パリ市内でもいくつかブイヨンはあったけど、どこも昼時、夕飯時は行列必至だったのでWEB予約がギリギリ出来たBouillon Pigalleへ。オニオンスープ美味でした。

17時半に予約していたにも関わらず、お店の前には長蛇の列が出来ていました。

Bouillon Pigalle

ポンピドー・センター

ポンピドー・センター

ルーブルが古代〜中世、オルセーが印象派を扱うなら、現代アートに焦点を当てた近代美術館。ピカソやカンディンスキー、ダリ、ウォーホルなどが展示されています。

外に張り巡らされている通路から見えるパリの町並みが「これぞパリ!」って感じで好きです。

パスで入場可、そこまで混み合うこともないので予約もせずに入れるのが嬉しい。
centrepompidou

Place Dauphine

Place Dauphine

ポンピドー・センターからセーヌ川沿いに歩いて10分くらい、ポンヌフ橋を渡ってすぐにある隠れ家的な公園。パリの中心部にいるかとは思えないほど静かで雰囲気のある公園でベンチに座ってのんびりできます。

Restaurant JIA YAN

パリの中華レストランJIA YAN

パリで中華?って感じですが美味しいです。ハズレのない空芯菜の炒めもの。
空芯菜の炒めもの

こちらも予約できますが、公式サイトがなかったので下記から。
https://www.thefork.fr/restaurant/jia-yan-r76976

場所がエッフェル塔の近くなので、夜は少し道を歩けばライトアップされたエッフェル塔を見ることができます。




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