奈良県十津川村まで足を伸ばし、世界遺産の小辺路を歩いてきました。
小辺路(こへち)とは…
2004年7月「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されました。日本では初めての「道」の世界遺産です。世界ではスペインのキリスト教の聖地である「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の巡礼路と世界でただ二つの世界遺産の「道」です。世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道「熊野参詣道小辺路」
とあるように、世界でも珍しい「道」としての世界遺産になります。今回はその小辺路が通る「果無集落(はてなししゅうらく)」を歩きました。果無山脈を見渡すその景色は、素晴らしかったです。
本当に民家のそぐそばを世界遺産の道が通っています。僕が行った時も普通におばあちゃんが野菜を洗っていました。
周囲には遮るものがないので、見晴らしは最高。こんなところで田んぼを作るのは大変だろうけど気持ちいいだろうな、と思います。
麓の登山口から40分ほど歩いて果無集落までたどり着けます。坂が結構急なので歩き慣れてない人には厳しいかもしれませんが、車でもアクセスできる林道も整備されています。
この果無集落へのアクセスは観光協会が出しているHPでは正直分かりにくいです。十津川村役場の横にある「道の駅 十津川郷」のおじさんに聞くと地図付きで丁寧に教えてくれるのでおすすめです。
果無集落を下ったところにある、「十津川温泉ホテル昴」では源泉掛け流しの温泉が楽しめる日帰り温泉はもちろん、足湯が無料で利用できます。地元の食材を使ったランチも美味でした。
十津川村から奈良市内方面に抜ける帰り道には「谷瀬の吊り橋」があり、寄ることもできます。橋の長さ297メートル、高さ54メートルの大きな吊り橋、周囲の深い山に囲まれ、橋の下には見える十津川の流れは絶景です。